恍惚の宿木 -玲瓏彩香-
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▼-終わりに寄せる、最後の手紙。-Y(4/27-00:59)No.11960


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11960終わりに寄せる、最後の手紙。Y 4/27-00:59


 消えたと聞いていた貴方から電話がかかって来た時、幽霊だと思いました。
 次にある連絡は、貴方の葬式を知らせるものだと思っていたから。
 貴方と私の位置は、もう決定的に違っていて、会話すら成り立たなくなっていました。
 そして、それが哀しかったのは、貴方だけでした。


 これが、私達のたどり着いた結論なのでしょう。


 依存は死に至る病ではなかったらしい。
 鮮血はそのうち止まる条理だったらしい。
 貴方に負わされたリスクも断たれた光も。
 私が一方的に引いた線も。
 その後の適切な後悔も。

 全部が結局、たいしたものじゃ無かったらしい。



 あの電話で会いたいと言っていた貴方に、皆で集まる今日の日時を知らせたけれど。
 電波の向こうの貴方は、セックスの最中のようでした。
 結局、姿を現さなかった貴方だけれど。


 私はこのまま直線の上を歩くつもりなので、貴方とはもっと違う位置へ行くのでしょう。
 軽卒な出来事は全てが過去になりました。
 ですからそのうち、貴方など忘れる事になるでしょう。


 さよならを言っておけば良かった。
 思う事はあの日と同じで、笑えます。
 結局、貴方を愛してはいなかったようです。
 愛されたくも、なかったようです。
 勘違いでふりまわしてごめんなさい。
 それを、さよならの代わりにして、私は行くことにします。
 
 今では、貴方がいつ死んでも構わない。
 生きて欲しいとも、死んで欲しいとも思わない。

 そういう、私なので。





 互いに要らない人間だと思うから。
 
 これが、最後です。