恍惚の宿木 -玲瓏彩香-

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†-stopbelieving-式(8/14-02:30)No.4968


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4968stopbelieving8/14-02:30




冷たい雨が土を叩く。

ボクはまだ幼すぎて
憂鬱な気持ちと
人並みの夢
大人びた正義だけを抱え
それが一体どういうことなのか
さっぱり分からなかった。

分かろうともしなかった。


夕暮れに視界を閉ざされて
初めて闇に映った自分を見た時
ボクは堪らなく寂しくなった。

笑うことも泣くことも
意味を失い
波に呑まれるように
ボクは立ち止まる。

煮え滾る淡い確かな感情を
本能で押し殺し
ささやかな言葉を洩らす。

震える声は
弱さを露にする。

ボクは全部吐き出したかった。

自嘲は最早ボクだけのものではない。

雨は次第に強さを増してゆく。

ボクは身体の汚れを洗い流す。


雲の向うの太陽が
その輝きを失い始めていた。