恍惚の宿木 -玲瓏彩香-

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†-移り行く季節の中-RX−7(8/8-03:02)No.4808


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4808移り行く季節の中RX−7 8/8-03:02

教室の窓際に座って
外を眺めてみる
やわらかな春の日差しに
思わず目を細める
目覚め始めた草木たちの息吹が
暖かい風に乗って鼻先を撫ぜていく
窓辺に咲く小さな花一輪
寂しそうに輝いてる
ちいさな自分
すべてが虚しく
いまを忘れ眠りたくなる
そんな春のけだるさ

梅雨
止むことを知らない五月雨
鬱陶しささえ感じる空も今日は好きになれる
窓を開けると草木の匂いと色とりどりの朝靄
それは紫陽花の悪戯
みずたまりに映る大空を飛び越える
空に架かる虹が明日をさす
ほら 夏はもうすぐと...

照り付ける太陽
新緑に彩られた景色が揺れる
夏... 虫の声 夜空を埋め尽くす無数の星 そして花火は小さな星の瞬き
突然の通り雨
人々が走り出す 森の木々は歌い出し 鳥たちは飛び立つ
そして雨はアスファルトをぬらしていく
あの 夏の匂い

おいしげっていた緑も秋色に着替えはじめ
森は切り取った絵画のよう
澄み切った青空
周りの景色がどこまでも続く
頬をなぜていく風がすすきを揺らす
巻き上がる枯れ葉の香りの中
とんぼたちが大空を謳歌する
よく遊んだ小さな公園
幼かったころにみた
あの 秋の懐かしい景色

見馴れた窓の外 でも今日は違う
一面に霜が降り 息が白く曇る
かじかむ手に息をかける
張り詰めた空気の中
地平線に沈む暖かい星
夕焼けを背に、ながい影をつくる

誰もいないプラットホームを照らす月
積もった雪には足跡一つなく
永遠と降り続く
まるで時が止まったかのように...
自分が自分でいられる
あの 冬の「凍った時間」

そして季節はまた巡る
この移ろいやすい世界で変わらないものはなに?
それは.....