恍惚の宿木 -玲瓏彩香-
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†-た そ が れ-HAMANASHI(5/30-23:43)No.45860


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45860た そ が れHAMANASHI 5/30-23:43

自分に課せられた運命 その重さを知る

友との死別は 諦観に溢れ

分かっていたのに すくいあげることの出来ない辛さを覚えた

果てのない水平線の向こうには 何が見えるのだろう

この運命にがんじがらめにされた瞳は 在る事を拒む

それなのに何故だか捨て去ることも出来なくて


今まで見てきた全てが 憎くて捨て去りたかった

でも これから先の全てを捨て去る勇気は 自分には無い

無常と無情の狭間で泣き崩れても

声は神の無い世界までは届かない


天使の吐息のような甘い言葉にも

人を傷つけるナイフが備わり

自分はソレを悲しく見つめるしかなくて

護るべき対象は護ろうとすればするほど

赤く染まっていく

残酷なほど美しい赤に


あの世とこの世が夕方につながると信じて たそがれ時を待っていた

暗闇の中に見える白い翼 あれは誰と問うても

答えは遥かかなたの山々も知らず 

たそがれ時も かはたれ時も 見うる姿は 過去の幻影に過ぎぬのか

喉がいなないて 体内の中に飼いならされていた鳥すらも

自由を求めだす 

出してくれ、と


死神は微笑んで手をとる

懐かしい過去の思い出と共に


永久に 安らぐことの無いはずの心が

安らぐのを感じた

いつもは切ない黄昏も

今日だけは  暖かかった